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    • 2017.08.26 Saturday
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    ■2016年の正月酒:鳳凰美田 碧判 純米吟醸 無濾過生原酒

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      速ぇ、速ぇ。
      なんだろ、風かなってくらいに走り去っていったよね、あいつ。
      すう、って消えるように。
      じゃ、またねっつって。
      またね、じゃねーよ。
      んでさ、
      またこれが例によってタイミング、すっげ悪ぃーんだわ。
      わざわざここ来るかよってピンポイント。
      おま、ちょ、それ読めや、と、もう少し空気をさ。
      みんな、うわーって顔して軽めにヒイてんじゃん?
      なのに、いやあ、まーねーそういうの一っ切!関係ないんだねえ、あいつ。
      そもそも三が日終わに日曜とか、これ新しいいやがらせなの?寧ろお前知っててやって楽しんでね?とかさー、
      まあ色々とね、言いたくなるんだけど、でもその肝心のあいつがもう、いないからね。
      おれら残されて、え!?みたいな。
      いやあ、もう、速ぇ、速ぇ。


      そんなわけで、本当に早いものでもう2016年のお正月が終わっちゃいましたよ。
      で、1月4日が月曜っていうねあははははは!
      笑っちゃうよねえ、まるまる一週間、残ってんだってさあはははははー!
      て笑えねんだよおいそこ!(急に真顔になって)
      大体三日とか少なすぎんだろ、どう考えたって。
      もっとこうドバーっとさ、4ヶ月くらいやろうぜ正月を。


      と、そんな社会復帰への呪詛が渦巻く正月明けに、呪わしき更新ですよ。
      正月酒とか、一応感想しときますよ。
      ああ、めくるめく数日前。
      あの頃のぼくたちは、こんな日がすぐにくるなんて思っていなかったよね…。


      20151231 03


      正月酒…
      てかもう大晦日まっ昼間っから飲んでたから、おまそれって年末年始酒じゃね?
      うん、そうねそうね、そういうこまいのはいいのハイ無視!

      今年のお正月酒は、昨日もご紹介しました、こちら。
      栃木県小山市は小林酒造さん、とくれば勿論、鳳凰美田。
      初しぼりに続いての碧ラベルであります。
      売り切れ御免の限定品。
      無濾過生ということで、あのお馴染みのマスカットに似た香りのフレッシュさが売りですかね。
      開けたてだと少しパンチが強すぎるかな、ってくらい。
      ンまぁでもめでたい正月だ、よかよかこんくらいで。

      ちなみにこいつも年末にいつもの中村酒店さんに駆け込んでゲットしました。
      怒濤の年末年始勤務、お疲れ様でございます。
      皆さん、正月終わってもまだいい酒残ってますよー。

       

      おけ、
      もうね、正月も終わったことだし、ささっといこうか。

      上立ち香、やっぱりパンチ強い。
      うわあ、マスカット感が鋭利。
      落ち着かせたいから、注いで少し温度を常温に戻す。

      では。

      むーん!
      まずはフレッシュで瑞々しい飲み口。
      ムロカナマゲーン!、てなオシの強さ。
      そんな甘みと香りが、ぱあっと先立つ。
      うわあ、出てくるなあ、前に前に。

      でもそれも数日経つと、かなり落ち着いたものになってくる。
      バランスが取れて、旨味が増す。
      含むとよーく、それが判って、んまい。
      ジューシーで、かつじんわりとした甘み。
      先走る香りに一体化した、ごくうっすら滲む、ほのかな苦み。
      それらが、じんわりじんわり、ゆっくり染みる。
      で、そのまま喉を越えると一層の旨味が、こう、じゅわりっと伝わり、やがてほんのりした味わいを残して消えていく。

      んまーい。
      美田の蒼ラベル、んまーい!
      最近おとなしげな酒ばっか飲んでる感あるけれど、こういう味わいの濃いのも、やっぱり、んまーい。


      肴、つーかウチメシにあわせてみる。

      年末といったらアータ、シースーですよ。
      そんな高くなくていい。
      実家でおかんが近所の元気ずしでありあわせで買ってきた、シースー。
      これでいい。十分美味い。


      20151231 04


      うーん、やっぱり美田と生モノはどうもなあ。
      そういう酒じゃない。


      年越しそば。


      20151231 02


      うーん、これもどうだろう。
      もっと穏やかで優しい酒のが合うよね、そりゃやっぱ。

      あ、写真忘れた。
      おせち。
      味わいのあるものだと、いいよね、うん。
      意外と合うぞ、かずのことか。


      20160105 01


      正月あけの、休日タンドリーチキン。
      題して、「ホリデーズ・インド産」。
      こないだのピストルズ飲みに作ったらマイ家族好評につき、リクきました。
      レシピはそれ見てね。
      そろそろ食べたかったよ、こういうの。


      ■そうだ、年末だし「ヤモリにしやがれ」でSEX PISTOLS飲みをしよう 〜「屋守(おくのかみ) おりがらみ 純米吟醸」 | フリーライター黒崎正刀の、飲んだくれ手記


      うん、美味い。
      こういうのに負けないところがね、美田の使いようだよね。


      結論―。
      うまいよ、そりゃあ。
      さすが美田の碧ラベル。
      でも肴とあわせるなら、年末年始酒としてはもう少しジャマしないもののほうがいいかもしれなかった、かな。
      まあ華やかでめでたいっちゃーめでたいですけどね、
      やっぱお酒は合わせ方、ですよねー。

      てことで、
      よし、結論出た!
      おしまい!
      じゃ、おまいら、働け!あと一週間!
      俺はもう寝る、以上!(え!?)
      ←空気を一切読まず1月6日早々に休暇を取りながら(えええー!?)

      ■そうだ、年末だし「ヤモリにしやがれ」でSEX PISTOLS飲みをしよう 〜「屋守(おくのかみ) おりがらみ 純米吟醸」

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        みんなー、グレイトロックンロール・スウィンドル!(年末のご挨拶)


        ということで、2015年ももう、遂にエンディングですよ。
        ウチ飲みするにしたって、もう残るところ今年あとわずか、ですよ。
        最後の1本を、さて何にしようか。
        実はね、これ、前から決めてた。


        常磐線沿線の地酒の聖地、「中村酒店」さん。
        ここを中心とした日本酒仲間ネットワーク、その名もナカムラーズ(笑)。
        その仲間うちで、気になる情報が入ったのですね。

        なんでも、
        「屋守(おくのかみ)に、ピストルズラベルがある」、と。


        20151230 13


        ええ、まじすか!?
        てか、何それ!?
        ニャニャニャニャとコックニー訛りでへろへろ酔っちゃうやつ?
        それとも裏ピースで口捻じ曲げてファッキュしちゃうマイウェイなやつ?
        いやあ、これはパンクス的にちょっとチェックしないといけないですよプロブレーームズ!


        そんなわけで、早速パトロールに行ってきましたよ、中村酒店さんに。

         
        すると、
        冷蔵庫の酒棚のなかに、ひときわ目立つ、黄色いラベルが。
        おお、これが噂のブツですか!


        20151230 10


        なるほど、
        「ヤモリにしやがれ」
        ってわけですかンニャ!(思わず似非コックニー訛りで)

        てか配色だけだよ!
        かわいいけど、あんま意味ないよPRETTY VACANT!
        そりゃ確かに配色は似てるっちゃ、似てるけど、
        どうせならロゴも、それらしくしてほしかったよ!





        とはいうものの、日本酒好きパンクスとしては、やはり飲んでおきたい、押さえておきたい一本。
        そんなわけで、お買い上げ。
        ボンテージパンツもとても履けないおじさまだけど、でも棚からシドナンのDVD引っ張り出して流しつつ、ウチ飲みしちゃうよ!
        そう「ナンシーのブスさしか似ていない」というあの昭和パンクスのマストアイテムと一緒に、こんな年の瀬にね、おいそこ懐かしいとか言うな!


        20151230 13


        そんなわけで、今宵のテーマはね、
        ズバリ

        「屋守でピストルズ飲み」。


        20151230 06



        そりゃね、年末休みだから、肴もこだわるわけですよ、パパも作りこむわけですよ。
        HOLIDAYS お父SUN!


        まずは、どん、とこちらからいかせていきますぜ。
        勝手に来やがれ!


        20151230 08



        がんばって作りましたよ、おじさま流豚のワイン煮込み。
        題して、「夫製 豚ワイン」。
        オットセイブタワイン!
        GOD SAVE THE QUEEN!
        じゃじゃーん!


        20151230 12


        一言レシピ。
        鍋で微塵切りしたタマネギ1個を程良く炒めて、別にとる。
        一口大に切った豚バラブロック300gに焼き色を付けたら、かなり小さく切った塊ベーコン50gも炒め、小麦粉大さじ1を加えて弱火にして1分。赤ワイン瓶半分ドバドバ入れて、玉葱も入れて、ハチミツ大さじ2、ローリエ入れて、60〜90分適当に煮込む、以上。
        簡単で放置可な、グッドメニュー。
        キノコとか入れてもいんじゃないかな、てか上のこれ既にシメジ入ってるし。


        まだまだいくよ。
        次は、「豆腐炒りング」。
        トーフイリング。
        NO FEELINGS!


        20151230 09


        一言レシピ。
        水を切った木綿豆腐1丁(レンチン2分でおけ)を、フライパンでごま油強火で潰すように炒めて取っておく。
        そのフライパンに、今度はすりおろし生姜(チューブおけ)入れて鶏挽肉炒め、色変わったら、人参、ピーマン、玉葱、あく抜きしたゴボウ、キノコ類などの切った野菜をぶちこみ、適当なところで木綿豆腐投入、めんつゆ大2と砂糖大1で味付け、最後に軽く強火で炒め合わせて、おかか投入。
        これも簡単で、メシにめっちゃ合う。


        まだいくよ。
        拝啓、EMI(エビマヨ炒め)!
        いえっまーい、いえっまーい。


        20151230 07


        一言レシピ。
        マヨ70g、ケチャップ大1、生クリーム大2、砂糖小さじ2、酒小1、レモン汁適当を混ぜる。
        エビに塩、ごま油、片栗粉まぜて衣作り、やや油多めに強火で両面1分。軽く取り出し、余分な油を除いたら、最初に作ったソースとエビを一緒に軽ーく混ぜ炒めて、最後砕いたナッツをパラパラ。


        もうちょいいくよ。
        次はタンドリーチキン、名付けて、
        ホリデーズ・インド産!
        HOLIDAYS IN THE SUN!
        じゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃーん。


        20151230 02


        一言レシピ。
        唐揚げ大に切ってフォークでブスった胸肉300gを、ヨーグルト150g+ケチャップ大2+摺り下ろしニンニクと生姜(チューブおけ)+コショウ+はちみつ大1+カレー粉+クミンやらパプリカパウダーやらカルダモンやら適当なスパイス(多くの種類を入れるとうまいよ)、に漬け込んで30分。
        テフロンフライパンに少なめの油入れて、タレをぬぐった鶏を蓋して蒸しながらこんがり両面焼き、お皿に。
        残ったタレを程良く煮詰めて、最後にバター投入。好みでかけてもいいし、漬けて食べてもいい。
        これ、安価で簡単な上にめっちゃ美味い。メシにのっけて食べるとマジ至福。


        最後のとどめは、やっぱり代表曲のこれがないとね、
        網焼きインザUK(ウチのキッチン)!
        あーいあまにゃんちくらいっ!


        20151230 01


        レシピはなし。
        ただ厚揚げを網焼きするだけですトロイーッ。


        おっと、
        肝心のお酒についても、お伝えしますねンニャ。


        20151230 05


        おりがらみらしく、ちょっと白濁した色合い。
        立ち上がり、うっすら。
        口あたりはまろやかで、ほんのり酸味が先立つ。
        旨みの広がりよりフレッシュさ重視で、甘みを抑え気味にするりと入る。
        ライトだけど、軽すぎない。
        飲みやすく、汎用性が高い。
        だから上のような重いがっつり系にも十分マッチする。
        こういうお酒は、フツーの食事のデイリー酒に美味い。
        そういう意味でも、上の肴のセレクトは悪くない。


        20151230 03


        ちなみに、蔵?デザイナー?からの一言が、「いつまでも革新の気持ちを忘れない!」とあるんですけど、でもあれだよね、そもそもピストルズって革新性があったのかといえば、実際のところその音楽性は革新どころか伝統的なロックンロールの方法論とBEATLESからの流れを受けた英国流ポップネスの高さで一発売れしたバンドだったし、もっと言うならそのアルバムの歌詞性も左翼的どころか英国保守まんまのものだってあるわけでごにょごにょ云々…、
        なーんていかにも面倒くさい音楽ライターヅラなドヤ顔物言いはここでやめときますよ、
        ケッ、いーんだよ要は美味きゃ正しんだバカヤロウ!(裏チョキファッキューで左口元歪めつつ)


        20151229 01

        (シドナンとレミー。みんな故人ばっかだよ、おろろん…)


        そんなわけで意外と楽しい、ノーフューチャーなピストルズ飲み。
        こーいうの好き!来年もやりたい!
        そしてモマエラも、今年一年色々とお世話になりグレイト・ロックンロール・スウィンドル!
        来年も、いつも心にピストルズを!
        (勿論裏チョキファッキューに口元歪めながら)

        ■常総市のお酒を飲んで応援しよう企画その1、「一人娘 特別純米」

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          まず、先日の鬼怒川決壊による水害で被害を受けた方々に、心からお見舞い申し上げます。

          個人的な話にはなるのですが、
          この常総市やその近辺、水海道には、小学校時代からの幼なじみや、多くの飲み友達などが住んでいます。
          (中には甚大な被害を受けてしまった友人も)
          さらに勤務先が数年前まで茨城県内だったこともあって、何社かのお客さんがこのエリアにありました。
          また、ここには「紬美人」と「一人娘」という、二つの酒蔵がある。
          何をかくそう、ぼくの日本酒の、地酒の入り口の一つがこの2つの蔵だった。
          そういうこともあって、今回の水害はとても他人事に思えない。

          そんなわけで、
          「常総市のお酒を飲んで応援しよう」
          と勝手な企画を立てさせていただきますね。

          もっと言うなら、

          「紬美人」と「一人娘」を飲んで、水害にあった常総市を応援しよう!


          20150626 07


          丁度、下妻に行く予定もあって先日、一路茨城へ。
          県南から栃木県にまで続く294号線も、連休直前にようやく開通したという話。





          右に見える石下の豊田城。
          ここもかなり水に漬かったとか。
          倒れかかっているガードレールも、その被害の大きさを伝えるよう。
          そして道路も、測道の草木も、みんな砂まみれ。
          うーむ、
          10年近くほぼ毎日通り、毎度のどか過ぎて眠くなっていた道が、こんな砂まみれになってしまうとは…。

          用をこなして、「道の駅しもつま」へ。
          ここに来るのは2年ぶりくらいか。
          懐かしい。


          20150626 06


          早速、みやげコーナーをチェックする。
          そう、
          ここで最初に出会ったんだ、石下の酒の2本に。
          だから、今回もここで購入したかった。


          20150626 09


          まずは、よく飲んでいた山中酒造さんのところの「一人娘」。
          こちらの蔵は奇跡的にそう被害も大きくなかったのだということ。
          良かった!


          20150626 08


          もう一つは、野村酒造さんのところの、「紬美人」。
          後で聞いた話では、こちらはかなりの被害を受けてしまっているご様子。

          とりあえず今回は、「一人娘」をご購入。
          特別純米、4合瓶であります。
          いつも通りの、水墨画の美人絵ラベル。
          なんつって、実を言うとこの酒を飲むのは何年ぶりだろうか。
          久しぶりの再開ですよ、娘さん。


          20150626 01


          では、いただきますね。


          20150626 05


          うん、
          立ち上がりからも、燗向けの酒だと伝わる。
          まずは、一口。
          意外とするっと軽やかな口当たり。
          程良い透明感にうっすらと漂う、ほんのりした酸味が美味い。
          甘みは薄く、淡麗。
          スッキリとした味わいとクリアさがいい。
          喉を通ると、芳醇な香りが旨味とともに染みる。
          ああ、いいな。
          洗練されきらない、素朴な美味さが心地よい。
          少し苦みが感じられるが、それも味わいだ。

          燗にしたい。
          てか、ゼッタイ燗のが、美味い。
          判っているので、すぐに燗にする。


          20150926 11


          では…。

          うん、
          香りが広がる。
          よりまろやかになる。
          ふくよかさが高まる。
          少しだけ残っていた苦みから、完全に嫌みが消える。
          うん、これはこうやって飲むものだ。

          色々と合わせてみる。
          えだまめ豆腐。


          20150626 04


          あかん、これはダメなやつや。
          こいつにゃもっと透明感の高いやつがいい。
          こないだのゆきの美人のが、まだ全然いい。

          イカのワタ漬け焼き。


          20150626 03


          これだ!
          どんぴしゃに来た。
          イカの旨味が、酒の旨味と完全マッチした。
          マリアージュ。
          うん、そんな洒落た横文字じゃ似合わない。
          似合わないけれど、その言葉自体が本来言いたいことはきっとこれだ、他ならぬこの状態のことだ。

          チキンの照り焼き。


          20150626 02


          うーん、
          悪くはないけれど、やっぱりこいつはもっとクセやパンチのある「酒のアテ」感のあるほうが似合うな。

          以上、
          4合瓶なんて、それこそあっという間だ。
          これじゃちと飲み足りない、
          また改めて飲むのもいいなあ、ここのお酒。


          なお、
          こちらを醸した「山中酒造」さんは、被害も少なく、間もなく蔵を再開したとのこと。


          茨城の銘酒 地酒 一人娘 (株)山中酒造店
          祝、営業再開


          一方、先に喪触れたように「紬美人」の野村醸造さんのほうは少々被害も大きく、再開までかかるらしいです。

          いずれも色々大変でしょうが、どうぞ頑張ってください。
          影ながら応援しております。
          ということで、皆さんもどうぞこちら2本を飲んで応援してみてはいかがでしょうか。

          ■太平海 純米吟醸 四十日もろみ 濾過前取り

          0
            お盆休みに見てきたよ。


            20150819 13


            ミッション・チンポッシャブル。
            このトムクルーズって50過ぎのおっさんも元気やなあ。
            感想は向こうのブログで。
            ダン、ダン、ダンダン!


            さて。
            大人達の夏休み終了のお知らせが轟きわたり悲しみと虚無感にくれるここ日本列島ですが、
            そんなお盆の最終夜。
            毎年恒例のアレがね、今年も開かれたわけですよ。
            え?、
            アレといったら、アレですよ。
            ほら、
            お盆の最終夜といったら、アレしかないじゃないですか。
            そう、

            我が黒崎家恒例行事、ルーフバルコニーBBQ!


            20150819 06


            …うん、
            知らない。
            そう、知らないよね。知るわけないよね。
            寧ろ、知っていたら逆に怖いよね。
            極私的すぎる話だよね、本当に。
            でもさ、
            人間って、何かを語ろうとしても、結局は自分のことしか語れない。
            そんなものじゃないかな…。

            ま、
            そんなわけでね!
            とにかく今年も勿論やらせていただいたわけですよ、
            七輪祭りを。
            5時くらいから皆で炭をおこしてね。
            で、待っている間から、おっちゃんもうお酒飲んでっからね。
            もうね、小粋にね、ワインなんか飲んじゃうからね。
            ソムリエ、例のものを。
            こちら、そこのマックスバリューで売っていたボルドーになります。


            20150819 12


            柏シティからの夕空を眺めながら、乾杯―。
            うん、お盆といったら家飲みだよなやっぱ。

            さて、
            本日のメインのお酒は、ワインではなく、こちら、
            「太平海」。


            20150819 11


            茨城県は石岡市の府中誉株式会社さんところの夏酒、「純米吟醸四十日もろみ」です。
            ご購入は中村酒店さん。
            いつも美味しいお酒をありがとう。


            中村酒店 | フリーライター黒崎正刀の、飲んだくれ手記
            チバラギの地酒の聖地といったら、中村酒店!


            ちなみにこのお酒、
            なんでも、中村酒店さん主催の夏酒試飲会イベントで一番人気だったとか。


            20150819 03


            「太平海 純米吟醸 四十日もろみ 濾過前取り」

            ◆原料米:五百万石
            ◆精米歩合:50%
            ◆日本酒度:+3
            ◆酸度:1.4
            ◆アルコール度:16度以上17度未満
            ◆タイプ:純米吟醸


            …ええと、
            その名の通り、40日間のもろみで作られた、
            要するに通常よりじっくり丁寧に時間をかけて低温発酵されたお酒、と解釈してよろしいのかなこれは。
            で、無濾過ですよ、と。
            そういう理解で、おけ?


            20150819 02


            では、いただきますよ。

            香りは、ほんのりうっすら青リンゴ。
            すっきりした柑橘系。
            含んで、すぐに甘みと酸味が、するっと入る。
            ああ、こういうの好き!
            こういうジューシーなの、好み!
            この酸味が先導して、キレイな透明感をおし広げていく。
            ふっくらとした広がりのある旨味。
            ただし華やかさはそこまで強くなく、クリアで軽やか、そしてキレもしっかりある。
            そこら辺は、成る程、夏酒っぽい。

            ただ、もう開封して10日くらいだ。
            ちょーっと時間置いちゃったせいで、さすがに苦みが随分出てきちゃったなあ。
            ちょっと前までこの子、そんなに苦くなかったのに。

            まあ悔やんでも仕方ない。
            飲もう飲もう、飲んでしまおう。
            食べよう食べよう、食べてしまおう。


            20150819 10


            ナスを丸ごと炭火の上に置いて、表面が軽めに焦げたらドボンと冷水に。
            そして、皮を剥き、おかかとめんつゆをぶっかけ。
            これが、夏の七輪祭りの開幕セレモニーメニュー。
            ピーマンの丸焼きなんかも、悪くない。


            20150819 08


            スペアリブ。
            10分くらい下ゆでしてから、特製ダレに半日漬け込む。
            これを焼く。
            美味いかって?
            そりゃ美味いに決まってる。
            何せ肉だ。骨付き肉だ。
            タレ付けて焼いて、不味いわけがない。
            ポイントは、下ゆでしとくいこと。
            タレの染みがいいのと、生焼けがないのが嬉しい。


            20150819 04


            自家製バターを使って、エリンギを焼いてみる。
            エリンギバター。
            フライパンでもいいけど、なんか炭でやるとありがたさが倍増する。
            ま、全然フライパンでもいいんだけどね…。


            20150819 05


            太平海以外に、もう一つ。
            毎年一回は飲みたい、「奥能登の白菊」の夏酒、「寧音」(ねね)。


            20150819 09


            「奥能登の白菊」らしいジューシーな甘み、
            そして夏酒らしいすっきりした軽やかさ。
            やっぱり今年も美味いよ「寧音」たん。


            20150819 07


            柏の夕空を眺めながら、
            飲んで食べて、明日から働ける活力を得る。
            得たくない、いや、得なくてもいいから休みたい。
            でもそう言っても始まらないから、大人はいやいや得ておく。
            それが大人だ。
            大人とはそういうものだ。
            大人は、盆休みの夜を我が家で飲んで幕を下ろし、明日に備えるものだ。
            大人は、そんな余りに私的で勝手な話を、「おめーのことなんて知らねーよバカ!」などと例え脊髄反射しても、そこは飲み込みスルーしてあげるものだ。
            大人は、だから色々と大変だ。
            大人は、だから酒が飲めるのだ。
            なんか取りあえずうまいことまとめたつもりになってるが、
            そういうのも生暖かい目で許してあげられる、
            そんな寛容な大人で、ぼくらはいようじゃないか…。
             

            大那 純米吟醸 東条産 山田錦 無濾過生酒

            0
              ぼかあ、どっちかっつーとあんまりアクセス解析みたいなのって見ないほうなんですけどね、
              たまーに、ほんと気分でね、ちょっとね、覗いてみたわけですよ。

              いやね、
              アクセス数なんて、ほら、水ものみたいなもんだと思ってるから。
              あんまり振り回されたくない。
              でもね、検索ワードはそんなぼくでも、やっぱり少し気になる。
              だって、どんな店で検索してウチ来てるのかな、どんな酒調べに来てんのかなって、思うじゃないっすか。
              ああ、みんなこういう店の、お酒の情報欲しいんだ、へえ、とか興味深いじゃないっすか。

              で、見てみた。

              そしたらね、様々なお店や酒の名の中にね、1件あったんですわ。



              20150516 03


              「膨らみかけおっぱい」


              いや、ほんとな、ごめん。
              おっちゃんとこ、確かに下ネタ率高いかもしれへん。
              酒ブログなのに、おっぱいとかな、ぽんぽん出てくるかもしれへん。
              でもさ、それはさ、ほら、ある意味では何て言うか、優しさ?
              バファリンみたいに、半分は優しさで出来てるのがうちっていうかさ、
              少しでも酒の席の雰囲気っつーかね、そういうのを伝えたいなー、とかね。
              な、おまえらも好きだろおっぱい、とかね。
              そんな酒の場のノリとかさ、あるじゃない?
              え、ない?

              …うん、まあな。
              …うん、確かにおっちゃんもな、悪いとこあったかもしれへん。
              ほんま、堪忍や。
              おっちゃん、そこは素直に認めよう。
              でも、

              「膨らみかけおっぱい」
              って!

              どんだけ検索してここに至ったんだよ!
              寧ろその涙ぐましい下半身の努力に敬服するよ。
              うん、よく来た。よく来てくれた。本当よく来てくれた。
              何に引っかかってかは判らないけれど、でもよく来てくれた。
              それに確かにデブってきたおじさまのおっぱいは最近膨らみかけだけどねアハハハ。
              ってやかましいわ!
              ひどい!あたしの体だけが目当てなのね!
              (胸のかわいらしい膨らみかけおっぱいを両手で隠しながら)

              どうでもいいけど、「一人カラオケ9時間」ってのも気になるな。


              さて。
              そんな本日は、膨らみかけおっちゃん、久々のお休みですよ。
              あれだからね、GWから休みなかったからね。もう久しぶりのお休みですわ。
              おっちゃん、久しぶりの休みだから、膨らみかけおっぱいを気にしてスイミングに行ってきましたよ。


              20150516 02


              柏市営の、「リフレッシュプラザ柏」。
              逆井という、失礼を承知で言ってしまえば割とへんぴなところにあるここなのですが、
              でも侮るなかれ。
              市民だと510円で入れる、市民に嬉しいスポーツ施設なのです。
              しかもジムや体育館もあって、様々な教室が開催されている。
              ヨガやズンバにはちょっと興味あるなあ。


              一汗かいて、おっちゃんの膨らみかけおっぱいも恥ずかしく一晒しされた後は、
              少しドライブがてら、いつもの中村酒店さんに定期パトロール。
              いつもながら、ここで取りあげている日本酒のほとんどは、こちらで買わせていただいとります。


              取手の地酒や 中村酒店 〜心に響く酒をあなたに〜
              北関東、地酒の聖地!


              おお、早くも入りましたねえ、夏酒。


              20150516 01


              このところ陽気がいいので、夏酒もさぞかし美味しいでしょうに。
              コスパに優れた「瀧自慢」や、「澤の花」、「墨廼江」なんかは是非とも飲みたい。
              それに人気の「鶴齢」超辛口!これもやっぱり外せない。

              そしておじさまは、週末用に「上喜元」をお買い上げしてすっかり上機嫌。
              何せ滅多にない、上喜元の攻め、ですからね。

              おっとこれについてはまた後日。
              本日はこれまた美味かった「大那」を取り上げるとしましょう。
              ちょっとね、これ、凄いよ、ほんと。


              20150516 05


              「大那 純米吟醸 東条産 山田錦 無濾過生酒」

              ◆原料米:兵庫県東条産 特A 山田錦
              ◆精米歩合:50%
              ◆日本酒度:+1
              ◆酸度:1.7
              ◆アルコール度:16度以上17度未満
              ◆タイプ:純米吟醸


              栃木県は大田原市にあります、菊の里酒蔵さん。
              ここで作られている大那は、いつもは地元でとれた五百万石などを使って醸しているのですが、
              今回は初の試み。
              そう、こちらの酒米は、いつもの地元の米ではありませぬ。
              なんと、東条産の山田錦。
              そう、蔵元同士のお付き合いで紹介されたというこれは、兵庫県加東市東条町にある特A地区に指定された、激烈良質の、山田錦。
              エリーティーな(なんだそれ)山田錦の中でもエリート中のエリートですからね。
              そんなスペシャルな山田錦をゴージャス全量使用して作られたというこれは、実はちょっとした贅沢&レアな限定品であるのです。
              そう、そこいらの大那じゃなくってよ!


              20150516 04


              さて、その実力やいかに。

              上立ち香は、バナナのような甘さが上品にふんわり漂う。
              うん、ここまではいつもの大那だ。
              口あたり、なめらかにスルリと入り、まずは甘さが進む。
              やがてほんのりとした酸味が、やや遅れて後を追う。
              ああ、この時点で、違うぞ!?
              初っ端から迫る大那より、透明感と品がある。

              やがて口に含むと、酸味がジューシーに広がり、華やかな甘い香りがじゅわっと染みる。
              そしてそこに、山田らしいふくよかな旨味が加味。
              そのふくよかさがまず、いつもとは違っているじゃないか。
              それらを味わい、飲み込むと、大那らしいフルーティな酸味がぐっと高まり、香りが走る。
              そして最後は心地よい苦みでシメて終える…。

              うん、成る程。
              いつもの大那よりキレイで滑らかだが、しかしやはり大那らしくフレッシュでもある。
              派手すぎないが、ここらしいフルーティな香りも健在。
              洗練されている、というのか、その一方で旨味も引き上げられている感が強い。
              うん、こりゃいつも以上に美味かったぞ。
              さすが山田のエリート、酒米がいいとこれだけ違うものなのか。


              肴と合わせてみる。
              先週、友人宅で教えてもらったサーモンのなめろう。
              アジも勿論美味いけど、これね、意外と美味かったんだ。クセになったんだ。
              丁度我が家の食卓にあったサーモンの刺身を使って、早速作ってみる。
              粗め、というかブツぎりにするのが、このポイント。
              勿論、大那を少し加えて。


              20150516 06


              うん、悪くない。
              まあ大那、入ってるからねコレ。そりゃ合わないわけがない。
              サーモンの独特の味覚や味噌にも合う。


              冷蔵庫を覗く。お、新たまねぎがあるじゃないか。
              新玉スライスでもいってみよう。
              スライスした新たまねぎに卵黄を落とし、おかかとノリを加えて、めんつゆを合わせる。
              そこにマヨかごま油のいずれかを加えてコクを与える。簡単、簡単。
              今回は、ごま油で。


              20150516 07


              ああ、これもアリだ。
              いつもの大那なら、こういうあっさりした料理には華やか過ぎてしまうきらいのあるところだが、この大那はちと違う。
              華やかでありながらも洗練された味わいで、しっかり食中酒としての役割を真っ当してる。
              これはデキる大那ですな!

              そんなわけでスルスル入ってしまうので、一升瓶も、もうお終い。
              家族にぎやかに、美味しいごはんと美味いお酒を味わいながら、
              ほろ酔い加減でおじさまの休日の夜も更けていくのでありました。
              ああ、幸せいっぱい。お腹いっぱい。膨らみかけはおっぱい。


              さあ!
              この記事が「膨らみかけおっぱい」で検索されますように!

              大那 純米吟醸 春摘み新酒おりがらみ

              0
                前回までのあらすじ。

                ありのまま起こったことを話すと、娘の入学式前日だから早く帰ろうと思ったらいつの間にか会社で朝になっていた。
                何を言ってるか判らないと思うけど、おじさまも昨日は酔っててわからなくて、頭がどうにかなりそうな二日酔いになってんだけど、
                でも、嫁に怒られるとか娘に泣かれるとかそんなチャチなもんじゃ済まなそうだからとりあえず速攻帰ることにしましたよ。

                つーか、正直に言うと朝、まだ酔ってたからね。
                仮眠室で朝起こされたけど、そんときゃ「二日酔い」っていうより、ただの「酔い」だったからね。
                でもあと式まで1時間ちょい。
                幸い、会社だからスーツもある。急げば間に合う。
                ぱぱっと着替えて、さあ帰路へ。
                てちょ、ちょ!のんびり喫茶店でモーニングしてる場合じゃないよ俺!
                パパ、なにやってんの!急いで!


                20150409 10


                で。
                なんとかギリギリ的な感じで、無事式には出れたんですけどね。
                これがね、もう、すんげー気持ちわりいんだ。
                時すでに「酔い」から完全に「二日酔い」へとシフトチェンジ。
                静かな会場で、おっちゃん一人心の中で、オエエー。

                こりゃあ限界たまらん、と一旦退場、いやはや申し訳ない。
                校庭に逃げる。
                めっちゃいい天気。
                お陰様で天気にすっかり恵まれてやんの。
                晴れやかで清々しい小春日よりの小学校の校庭に、二日酔いのおっさん一人。
                いっやあ、二日酔いのおっさんと晴れた小学校の校庭ってすげえカップリングなのなー。
                我ながら軽く驚いた。ヒいた。
                純粋無垢な空間に置かれた、穢れの存在。
                胸に溢れる、いちゃいけない感。
                校庭だけど、自己否定。

                「ママー、あそこに人の愚かさの塊に生命が宿ったようなくだらない生き物がいるよー。」
                「見るんじゃありません!」


                そんなこんなで色々と危ういながらも、なんとか午前中でパパ業務を遂行。
                夜は、娘のお祝いってことで、祝杯ですよ。
                嫁はんが揚げてくれた天ぷらで、一杯。
                え、二日酔いじゃなかったかって?
                っせーな、いいんだよ、大人にゃ色々あんだよ!


                20150409 02


                本日のお酒は、大那のおりがらみ。
                春摘み新酒。

                お花見に持っていこうと思って買ってきた1本ですが、あいにくの先週末の雨で中止になってしまってご開封の機会を損ねていたお酒。
                折角のお祝いなので、開けてみることにしましたよ。
                そんなわけで珍しくこちらは、4合瓶。
                ご購入は、いつもの中村酒店さん。


                20150409 01


                「大那 純米吟醸 春摘み新酒おりがらみ」

                ◆原料米:五百万石
                ◆精米歩合:55%
                ◆日本酒度:
                ◆酸度:
                ◆アルコール度:16度以上17度未満
                ◆タイプ:純米吟醸


                栃木県は、菊の里酒蔵さんところのお酒、「大那」。
                しかも見てくれからして、いかにも春、って感じムンムンな彩り。
                なにせピンクラベルが、いかにも花見酒。
                桃色ですよ。
                ローター色。
                しかも、おりがらみ。
                (下ネタはスルーの方向で)

                えっと、何々…
                「今年搾ったばかりの純米吟醸の新酒におりを絡ませ、すぐに瓶火入れを施して酒質を安定させた後、ひと月ほど寝かせて味を馴染ませてから蔵出しされます」
                とな。ほうほう。
                色合いは、確かに薄く濁った感あり。
                すっきりした、爽やかな上立ち香。
                どれどれ。

                軽い甘さから、すいっと入る。
                柔らかくクリアな透明感がある。
                新酒らしいフレッシュな香りも加わる。
                しかしすぐに甘さは抑えられ、キレよく切れ上がる。
                これがなんとも、特徴的だ。
                余りおりがらみ的な味わいではなく、かなりすっきり爽快な、結構な辛口酒という印象。
                爽やかでフレッシュで、きれがある辛口。
                勿論、そこには「大那」らしいキレイさは健在なのだけど、
                あれえ、「大那」ってこんな辛口志向だったっけ?
                そう思わずにいられない。

                こういうお酒は、料理に合わせてなんぼ。
                てことで、今夜のごちそうに合わせてみる。

                天ぷら。
                うん、油をぬぐってくれる。悪くない。
                天つゆよか、塩で食べるほうが酒には合うかな。

                刺身。
                本日の主役である娘の大好物、トロサーモン。
                脂がのり過ぎていて少々大人にはしつこめだが、辛口の酒と一緒だと意外と食べられることに気づく。

                うん、魚がぴったりだけど、他にも色々とあわせやすいお酒かも。
                じゃあこれはどうだ。
                実家からおかんが炊いて作ってきてくれた、
                ジャパニーズお祝いごとの象徴、お赤飯。
                これもついでだ、いってみよう。

                あ、でも意外とアリだな。コメとコメ汁なのに(笑)。
                すいすい進む。

                しかし。
                4合瓶の困ったところは、あっという間になくなっちゃうところ。
                味わいの変化も楽しめないまま、明日には終わってしまいそう。
                一升瓶で欲しいなあ、これ。
                そう思いつつ、本日の迎え酒はこのへんで。

                娘ちゃん、こんなパパだけどすくすく育ってね。

                来福 純米酒 さくら

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                  俺氏、地酒試飲会イベントの日程を間違えて伝え、5人の集合をムダにするの巻


                  20150316 07


                  てことで、今月に開催が予定されております、中村酒店さんの試飲会ですがね、
                  間違えて友人を誘って1週間早い3月15日(日)に行ってしまいましたー!
                  あははははははははははは。

                  そういや、以前ここにも書いてますね、俺。15日に行くって。
                  有言実行。
                  いやいやいや!
                  ただの無駄足。


                  墨廼江 純米吟醸 しぼりたて生 BY1号 | フリーライター黒崎正刀の、飲んだくれ手記
                  15日じゃねーよ俺!(笑)


                  もうね、バカかと。
                  泣けてきましたわ、軽く。
                  で、その中村酒店さんの試飲会は、来週3月20日、21日に開催です。
                  皆さま、お間違えのないように!(恥)
                  21日(日)の15:00くらいに酒盛りやってますんで、よろしければ一緒に飲みましょう。


                  中村酒店(取手)試飲会「nakasakeテイスティングデイズ」が3月に開催予定! | フリーライター黒崎正刀の、飲んだくれ手記
                  3月21日(土)、22日(日)ですからね!


                  さて今週の中村酒店、
                  このところのご入荷トピックは、春らしい数本がラインナップ。
                  大那、澤の花、来福、とまさに花見酒セレクト。


                  20150316 06


                  この中からおじさま、本日は来福をセレクト。
                  実はね、昔から結構好きなんですわ、来福。
                  しかも本日は娘の卒園祝い。
                  こういう春のめでたい日にはぴったりのお酒ですな。

                  あ、ついでに試飲会のチケもご購入しましたよ。
                  9杯セット。


                  20150316 05


                  さて。
                  おうちに帰って、夜に向けて仕込みをあれこれ。
                  帰りに買っていった牛モモの塊で、本日はローストビーフを。


                  20150316 01


                  ローストビーフ、超簡単。
                  しかも最短で時間をかけずに作り、かつ失敗なく完遂させる方法。
                  それが、「炊飯器ローストビーフ」。
                  え、そんなの知ってる?
                  いやいや、これがね、意外と作り方に諸説あって、奥深い。
                  クックパッドのレシピを参考に試すこと幾度。
                  なんとなく、自分流の炊飯器ローストビーフにたどり着きましたわ。
                  ま、そっちのレシピは別んとこに書くとしましてね。
                  こっちでは、勿論お酒、ですよ。


                  来福といえば、茨城県は真壁郡明野のお酒。
                  茨城(つくば)勤務のときは、時折帰り道に、わざわざ蔵に寄って買ってました。
                  国道294号線の、何もない畑のところの道から山のほうに向かって少し入ると蔵があるのですが、
                  まあ普通に文章で説明は出来ないところにあります。

                  そして来福といえば、花酵母。
                  てか元々のスペックが高い蔵。
                  mellowだけじゃないのですよ、ここは。
                  (それも美味いけどね)

                  しかもこいつは、さくらで作った春仕様。
                  おお、このシーズン、花見酒にはピッタリじゃないですか。
                  というわけで、花見セレクト前に、まずはお毒味。


                  20150316 02



                  「来福 純米酒 さくら」

                  ◆原料米:五百万石
                  ◆精米歩合:59%
                  ◆日本酒度:+3
                  ◆酸度:1.7
                  ◆アルコール度:17度
                  ◆タイプ:純米酒


                  下にたまる仄かなピンク色のオリも、花見酒らしいポイント。
                  酒米は、茨城の五百万石ですよ。
                  上立ち香は、フルーティ。
                  含むと、甘さが先行する。
                  そこにやや酸味が加わるが、あくまで穏やか。
                  スルリと入る優しい口当たりと透明感が、このお酒の秀逸さを伝えるよう。
                  含むと、じんわり染みる甘さと薄い酸味。
                  しかし、あくまで優しい。
                  ああ、来福、んまいなあ。いい酒だなあ。
                  この時点で、しみじみ思う。
                  飲み込むと、軽めのキレ。
                  余韻は少なめに、すうっと消える。
                  だけど、日本酒度のわりに、辛口感はかなり少ない。
                  キレイでクリアな、優しい甘さを備えたお酒。
                  久しぶりに飲むけれど、やっぱりそんな印象。


                  今夜のローストビーフに合わせてみる。
                  うん、ちょっと違うね。
                  もう一品、作ってみた。
                  ジャーマンポテト。


                  20150316 04


                  しかもウィンナーを使って、ガーリック&こがしバター醤油という鉄板。
                  うん、これのほうが合うかな。
                  油ものとの相性自体は、そう悪くない。

                  じゃあ、これはどうだ、
                  回鍋肉。
                  ってコッテコテばっかやなー自分。
                  いや仕方ねーんだよ、お店じゃないんだから子持ち家庭の晩酌には色々諸事情ってのがあんだよ!





                  2ヶ月に1回くらい禁断症状が出る、回鍋肉。
                  なのでこれもあれこれ長年研究して、やっと納得できるようになったレシピが、これ。
                  悪いけど、美味いよこれは。


                  自宅で作れて絶対美味い、本格回鍋肉 | 黒崎正刀の、アシタノワライカタ
                  今んとここれが最強。鳳凰美田との相性はド絶品!


                  この来福だと、どうか!?

                  では頂きマス。
                  …うん、
                  花椒の強い刺激をうまいこと、洗い流してはくれる。
                  キレイなお酒だからね。そこはオーケー、アリ。
                  でも少し、ほんのり甘さが邪魔…かな。

                  このお酒は煮物が合いそう。
                  あとは天ぷらとかでもいいかも。
                  キホン、和食が合う。
                  そんな酒ですな、来福。

                  というわけで、そんな来福のさくら。
                  皆様も、よろしければ花見酒にどうぞ。

                  武勇 本醸造 搾りたて生 樽酒

                  0
                    新年、あけましておめでとうございます。





                    ↑近所の橋から、初日の出。


                    皆さん、どのように新年をお迎えでしょうか。
                    おじさま、これまで色々なかたちで長く年越しを重ねてきたけど、
                    まさか年の最後に腹痛覚えて駆け込み、自らのカウントダウンを数え便座の上で花火打ち上げて(下げてんだけど)、新年迎えるとは思いもしませんでした。
                    二年越しの厄払いで、今年は運がありそうです。
                    え、初実の出? やかましいわ!


                    さて、お正月といえば、おとそ。
                    朝から飲んでも許される魔法の言葉、それがお屠蘇。
                    お屠蘇すげーぜ、殺すのか生き返らすのかどっちなのか。
                    ブッ屠り蘇らす!


                    20150101 01


                    というわけで今年最初の1本は、武勇さん。
                    それも独自の樽酒でございます。
                    入手はいつもの中村酒店さん。
                    独自のラベル入りの俺ジナル。
                    裏のラベルにはしっかり、「詰め替え者」の記載も。


                    20150101 03


                    「武勇 本醸造 搾りたて生 樽酒」

                    ◆原料米:五百万石
                    ◆精米歩合:65%
                    ◆タイプ:本醸造酒

                    そんじゃ飲んでみますか、ってもうとっくに飲んでるんですけどね。
                    いーんだよ、正月だから。
                    細かいこと言わない。

                    上立ちから、締まるような清々しい檜の香り。
                    口当たりは割とまろやか、檜の香りと少なめの酸味、そしてほんのり薄い甘みが走る。
                    しかしそこは辛口指向の武勇、
                    口内では酸味が甘みをおさえてすっきり清らかにドライにあがる。
                    と同時に当初の檜の香りが薄らぐと同時に澄み渡り、
                    喉越しはきりっとキレよく引き締まる。
                    余韻はやや甘みを残しつつ、基本すっきり。

                    ああ、毎年のことだけど、これは魚にいい。
                    正月なら、刺身に合う。
                    しかも、すっきり、飲み飽きない。
                    そう、これ大事。
                    朝から飲みたい正月だからこそ、こういうのがいい。

                    そんな武勇の元々の質実剛健で清廉とした美味さに、薄い樽の香りがついた、お正月だけの特別酒。
                    それがこの一本。
                    常磐線沿線の地酒の聖地、中村酒店さんで毎年恒例で出しておりますので、
                    気になる方はご自身の今年のスケジュール帳の12月前半にチェック入れておいてみては如何でしょうか。


                    取手の地酒や 中村酒店 〜心に響く酒をあなたに〜
                    1月2日から営業開始のようですよ。


                    それでは改めて皆様、
                    2015年もどうぞよろしくお願いします。
                     

                    鳳凰美田 初しぼり 純米吟醸 無濾過本生

                    0
                      こないだ、うちのようじょ5歳が、サンタさんへおてがみを書いたとのこと。


                      20141219 03


                      ザツなサンタは置いておくとしてだな、
                      愛情表現してやっからプレゼントくれ、とか一体何幼稚園で学んでんだよ!
                      おのれはパパいきつけの錦糸町のキャバ嬢か!
                      (そのうちひかるかざりをねだられそうなことに怯えながら)


                      さて。

                      人間は大きく二つに分けられる、
                      それは回鍋肉が好きなものと、そうでないものである!

                      ということで、
                      ぼくは前者。
                      回鍋肉が好きです。

                      彼女を愛している、いや、愛し合っているといってもいい。
                      狂おしく抱きしめてあげたい。
                      そして求め合い、めくるめく官能の世界に二人旅立ち、あんなことこんなことをしてあげたい。
                      というのはただの変態ですが、まあフツーに好きです。
                      なんでだろ、数ヶ月周期くらいで、
                      時折むしょうに食べたくなる。
                      今回も、やっぱりそれ。
                      ハァハァ、回鍋肉たん…。


                      20141219 02


                      というわけで、作ってみましたよ。
                      ピーマン?
                      あんなのただの飾りです。偉い人には以下略。
                      (ホントは買い忘れちゃった)

                      それぞれ人によって作り方があるでしょうが、自分が色々試してみて、一番良かったのが、このレシピ。
                      ククパドを幾つか参照しつつ、自分でアレンジして、なんとなく今んとこ自宅で作るには一番よさげな感じです。


                      自宅で作れて絶対美味い、本格回鍋肉 | 黒崎正刀の、アシタノワライカタ
                      これは美味い!


                      さて諸君、濃い口中華ときたら?
                      そう、鳳凰美田、ですよ。
                      これしかない。
                      他になんかあるっけ?って感じ。
                      余計な油を洗い流しながら、パンチの効いた中華に負けないがっぷり組める存在感。
                      美田と中華、
                      この相性のよさは異常。


                      そんなわけで、今回はおなじみ、みんな大好き鳳凰美田。
                      なんだかんだで鳳凰美田。
                      今更説明もいらないでしょうが、栃木県は小山市の小林酒造さんのお酒です。
                      しかも、初しぼり、ですよ。
                      新酒。
                      26BY!
                      とれたて五百万石を使ってます。
                      ナマナマしき、無濾過本生。

                      「鳳凰美田 初しぼり 純米吟醸 無濾過本生」


                      20141219 01


                      それではいただきましょうか。

                      うん、
                      上立ち香は、スッキリ。
                      こういうところも、新酒ならでは。
                      まずは一口。

                      おお、
                      さすが美田。
                      割とマイルドでまろやか目な口あたりは五百万石らしくもあるが、
                      しかし含む間もなく、その瞬間から甘みの浸透とお馴染みのバナナ香の通りが始まる。
                      ただし、思いの外、香りは強くない。
                      そのぶん、鮮度の感じる酸味が心地いい。
                      この軽やかな酸味のフレッシュさが、楽しい。
                      ほんのりちょっとだけ苦味があるが、それとて決して悪くないどころか、それらの美味さを引き立てる役目を果たしてる。
                      さて、
                      含むと、喉に向かって酸味が走る。ああ、新酒ならではの若々しさ。
                      喉を通ると、パワフルな旨みが、ぐうっとキレる。
                      この、いつもの美田らしい甘みと、鮮度のある酸味の旨みが、程良い。
                      全体的に、スッキリ爽やか、何より溌剌フレッシュ。
                      ああ、これ好きかも。
                      じゅわっと美味かった、こないだの秋の美田もいいけど、
                      ハツラツな美田も、これはこれで美味いかも!
                      フレッシュでライト、はいここで例のセリフ、

                      「さすが新酒、気持ちいいー!」

                      …なんて真希波りながら味わっているうちに、一升瓶、おしまい。
                      ええ、そんな飲んだっけ!?
                      そんな足の早いお酒でした。


                      …「あれ、次回は瀧自慢じゃなかったっけ」とかいうそこのきみ。
                      きみは鋭い、鋭すぎるね…だが…ときとして、その鋭さは命取りじゃよ。
                      いや、もう遅いようだね、
                      後ろをごらん、ほら…フフフ…。

                      鳳凰美田の亀粋大吟醸が一週間で化けたでござるwwww

                      0
                        うちの班でクレームの火だねが起きたのが、先週の日曜のこと。

                        で、それが火曜日に飛び火しましてね。
                        水曜日からは、
                        んー、なんてゆーのかな、
                        ちょっとした地獄?

                        朝のね、4時に起きるとね、まだ暗いんですわ。
                        この時期でも。
                        ああ、日が縮まったなあ、とかね、
                        そういう浮流なことをちんたらほざいてる間もなく、
                        5時までに、絶対出社。

                        あ、でも早く帰れるよ。
                        そりゃあそうだよね、勿論。
                        だって朝早いんだもの。
                        うん、
                        夜の8時くらいには会社出れるかな。

                        そういう生活がですね、水曜日から昨日まで続いてました…。

                        て、あれ?
                        今日って…確か…

                        土曜日…だよね?
                        うん、そうだね…。
                        え?
                        世間では連休?

                        そうだったかー!
                        いやあ、おっちゃんすっかり忘れていたわー!

                        あはははははー。




                        20140913 04


                        やってられっか!
                        おじさま、お酒でも飲まないとやってらんない!


                        というわけで、こないだ誕生日に飲んだ、鳳凰美田を引っ張り出す。
                        そう、これこれ。


                        20140913 02


                        誕生日の写真より。この、左側のね。
                        亀粋の純米大吟醸。


                        2014年09月03日の記事 | フリーライター黒崎正刀の、飲んだくれ手記
                        バースデー美田対決、この時は冷やおろしの圧勝。しかし…


                        上にもさらりと書きましたけど、
                        確かに開封間もないこの頃は、
                        うわあ、ちとくどいなあ、と思ってましたこの大吟っこ。

                        ところが放置プレイでおよそ一週間。
                        まだ残ってるなあ思って飲んだんですわ。
                        したら、なに?
                        あんなにくどかったこの子が、
                        驚きのしおらしさ!!
                        うおおおおい!この一週間に何があった美田たん!?


                        20140913 01


                        「鳳凰美田 髭版 無濾過本生 純米大吟醸」
                        ◆原料米:亀粋
                        ◆精米歩合:50%
                        ◆アルコール度:16度以上17度未満
                        ◆タイプ:純米酒
                        ◆酒造年度:23BY


                        てことで改めて向かい合ってみる。
                        ちなみに今夜は、戻り鰹のタタキカルパッチョ風と、秋のチキン野郎サラダ。


                        20140913 03


                        うーん。
                        口当たりの柔らかなまろやかさ。
                        バナナを思わせるフルーティな香りは、しかし華やかだが上品。
                        そして、口のなかで一歩置いてふんわりと広がる、キツサのない優雅な甘み。
                        すうっと上る酸味。
                        ジューシーに、しかしダイナミックに美味さを高めた後、
                        静かにしまる苦味。

                        これぞ美田。
                        THIS IS 美田。

                        開封後のこないだは一体何だったんだろう。
                        思わず首を傾げずにいられない、この大変貌。
                        いやあ、やっぱり美田は美味い。



                        でも…


                        ワインセルのときも、正直言うと、
                        少し思ったんだけど…


                        今年の鳳凰美田…


                        ちょっと…


                        全体的にイマイチじゃね?


                        (あ、言っちゃった…去年が美味すぎたのかなあ…。)



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